※この投稿はドラマのネタバレを含みます。
NHKドラマ「Shrink-精神科医ヨワイ-」最終話を見終わったので、
感想や感じたことを書いていきたいと思います。
最終話のテーマは、境界性パーソナリティー障害
最終話のテーマは、境界性パーソナリティー障害。
境界性パーソナリティー障害とは、行動や考え方が極端なことで対人関係を円滑に築くことが難しく、
生きづらさを感じ、自傷行為や薬物乱用などの衝動的な行動をしてしまう病気のことを指します。
小山内風花(白石聖)は、気性が荒く、感情をコントロールできず、
仕事もプライベートもうまくいかない。
恋人の温田優(細田佳央太)がいるが、平気で浮気をしてしまう。
同僚の勧めで、弱井のいるひだまりクリニックを訪れる。
弱井に「境界性パーソナリティー障害」の可能性があると診断された風花。
話を聞いてくれた弱井に対して好感を持ち、執着しようとする。
しかし、弱井はあくまで医師として関わろうと一線を引く様子に、
なにもわかってくれないと腹を立て、病院から出ていってしまう。
その後、親から勧められた早乙女クリニックに行くが、
優しい言葉をかけられるが結局は蔑ろにされてしまい、睡眠薬で自殺未遂をしてしまう。
新しい場で新しい考え方を知る
その後、再度ひだまりクリニックに通院するようになった風花。
ソーシャルワーカーの勧めで感情をコントロールするデイケアに参加することを決める。
そこでロールプレイングをしながら、自分の悩みに対してどうしたらいいかを
参加者と一緒に考えていくことで、自分になかった考え方を知るきっかけとなる。
弱井から、自分の思考の癖に気づくためのワークにも真剣に取り組み、
すこしずつ変わっていく風花。
しかしその風花の様子を受け入れることができず、恋人の優が自傷行為をしてしまう。
恋人を献身的に支えているように見えた優だったが、実際は共依存の関係になっていたのだ。
自分を救う鍵は自分の中にある。
少しずつ変われている自分に気づき、「大人になりたい」と自分を変える決心をした風花。
自立するために両親に話をしようとするが、両親は自分の保身や世間体ばかり気にして
話を聞こうとしない。
荒ぶる父親とそれをなだめる母親を見て、自分と優の関係と重なり、
父親も自分と同じであることに気づく。
その後、デイケアで自分が提案した企画である、フラワーアレンジメントを楽しみ、
参加者にも感謝され喜ぶ風花。
そして、母親に電話で一人でやってみると自立することを宣言する。
その時ふと、子どものころの自分の記憶が蘇り、
幼いころ、両親から叱られおいていかれたことにより自分がずっと傷ついてきたことに気づき、自分が強くなるしかないと受け入れ前を向こうとする。
その後は花屋で働くようになり、自分らしく生きていこうとしている。
このことから、境界性パーソナリティー障害は、自分の中の寂しさや虚しさを外の人間に求めてしまうけれど、
本当の自分の願いは自分の中にあって、自分を救うためには鍵となる自分の幼いころの願いや希望を受け入れ癒してあげることが重要だと感じました。
そして、家庭環境は、人格を形成していくうえでとても重要であると改めて感じました。
たとえ親といえど、人としての相性の良しあしはあると思うので、
家庭の中に生きづらさがある場合は、距離をとることも重要だと感じました。
経済的な面で頼らざるを得ない人もいると思うので、福祉の力などを利用しやすいようにすることも
大事なのかなと思いました。
3話で終了なのが寂しい・・・弱井先生の過去も気になる!
Shrinkのドラマは第3話をもって、最終回となります。
正直、寂しい!勉強になったし、もっと見たかった!
弱井先生の亡くなった婚約者との過去も気になりました。
Shrinkはもともと漫画原作で今、13巻まで発売しているみたいです!
漫画を買うか、漫画サービスで読もうかな・・・
終わってしまって寂しいですが、いい作品に出会えてよかったです!
以上、Shrink-精神科医ヨワイ-最終話鑑賞!~自分を救う鍵は自分の中にある~についての記事でした!
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