今回は、緒方俊雄さん著書の「”いい人”をやめる7つの方法 ”いい人”は性格ではなく病気です」を参考に書いていきます。
この本を読んで、HSPさんやACさんにも当てはまる部分なのではないかと思い、タイトルに入れさせていただきました。
そうじゃなくても、タイトルをみて少しでも「いい人」にとらわれていると思った方は見てほしい内容となります。
それではまず、「いい人」の特徴からまとめていきます。
「いい人」ってどんな人?
一般的に「いい人」のイメージだと、「真面目」「優しい」「誠実」などが挙げられると思います。
けれど、物事というのは表裏一体で「いいひと」にも裏の面があります。
それが、
・人から嫌われるのが怖い
・自己犠牲的な行動(頑張る・我慢する)
・自分の意見がない
・完璧主義
・優柔不断
・~しなければならないという思いこみが強い
・その場をやり過ごせればいいという考え方
などが挙げられます。
例にもよらず私も、しっかり当てはまっています。
いわゆる「八方美人」になってしまい、自分で自分の首を絞めてしまいます。
けれど、それ以外の生き方を知らないから、結局いつも人に合わせて「いい人」になってしまう・・・
いつからこの生き方になってしまったのでしょうか?
「いい人」の起源は家庭環境にあり!
著書によると、「いい人」の成り立ちには家庭環境が関係があると書かれています。
両親が不仲だったり、母親の機嫌が不安定だったり、きょうだいと比較されたりなど
家庭の中で生き抜くために「いい人」にならざるを得なかったのです。
その人にとって、厳しい家庭環境の中で考えや感情を抑制することで「いい人」の人格が完成します。
その後の学校生活や仕事、プライベートでも「いい人」の人格がベースにあるので、
感情や考えを抑制し、だれにとっても「いい人」を目指してしまいます。
私自身の家庭は、自営業を営んでいました。仕事のことで父と祖父が喧嘩をしたり、日常的に祖父と祖母が喧嘩をしたりするのが多かったです。昔ながらの男の人のパワーバランスが強い家庭で、父や祖父の意見がよく通る印象でした。父も母も子どもに「平均以上」求めるタイプで学校の成績や生活態度など親の思う「平均」でないとがっかりされたり、注意されたりしました。
「いい人」と精神疾患の関係
著書によると、思考が両極端の状態は心が病んでいる証拠と書いてあります。
いい人←→悪い人
100点←→0点
~しなければならない←→なにもしない(できない)
など、心が病んでいる人は物事を両極端にしかとらえられないところがあります。
そのため、人の為に頑張りすぎた結果、自分のことがおろそかになり糸が切れたように突然何もできなくなり「うつ病」と診断されるケースが多いそうです。
「いい人」を卒業する方法
1,自分は生きているだけで価値のある存在だと自覚する→「いい人」である必要はない
2,~しなければいけないのマイルールを手放す→完璧主義を手放す
3,「ほどほど・ぼちぼち・ゆるく」で生きる→何事にもバランスが大事
4,自分で決めて、自分の意見を言う→アイデンティティを確立する
5、「あるがままの自分」を受け入れる→自分の欠けているところを受け入れる
人はジグソーパズルのように欠けているから繋がることができる
この世に完全な人間はいません。
どんな人にも一長一短、欠けている部分が存在するのです。
その欠けたところを埋めるために、人は協力し合い、繋がることができるのだと思いました。
人に優しくするためには、まず自分を満たしなさいという言葉があるように、自分の欠けている部分を受け入れられていると、他者の欠けているところも受け入れることができます。
本当の「いい人」とは、自分も他者も受け入れられている人なのだと思います。
あとがき
今回は、「いい人」に焦点を当てて生きづらさや困っていることについて書いてみました。
自分のありのままを受け入れることは簡単なことではないと思います。
だからこそ、毎日少しずつ意識して、思考を手放すことで本当の自分に気づくことができると思います。
私もまだまだ道半ばですが、自分を取り戻せるようにほどほど・ぼちぼち・ゆるくやっていこうと思います。
以上、HSPさん・ACさん必見!「いい人」にとらわれて苦しくなっていませんか?についての記事でした!
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