私はHSP気質なところがある。
HSP気質の人は他者との境界線という意識が薄く、感情や考え方などに影響されやすいらしい。
例の如く、私も自分の意見や考えより他者の意見や考えの方が価値があるように感じてしまい、
いい意味でも、悪い意味でも影響を受けがちだ。
この間SNSを見ていたら、他者との境界線を引く為に参考にしたい言葉があったので共有したいと思う。
ゲシュタルトの祈り
「ゲシュタルトの祈り」をご存知だろうか。
ドイツの心理学者フレデリック・S・パールズがローラ夫人と共に創設した
「ゲシュタルト療法」で使われる「祈り」です。
「私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。」
国際協力NGOジョイセフより引用しました。
この言葉は一言で言うと、
「私は私。あなたはあなた。」ということ。
自分の為に人生を生きていいのか
私はどうしても癖で、人から嫌われないように顔色を伺ったり、
その人が欲しい言葉を察してしまい、人に対して下手に出ることが多く、
自分の意見を言えないことが多い。
しかし、「私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。」
という言葉で、目から鱗だった。
自分のためにもっとわがままに生きていいのかと気付かされた。
人に対して、自分がそうしたいのならいいけれど、
自分が心底したくないことをしている場合は、辞めてもいいのだとわかった。
自分に自信が無かったり、自己肯定感が低かったりするからこそ、相手の考えに依存し、結果的に振り回され、自分が蔑ろにされてしまう。けれど、自信がないから、蔑ろにされても仕方ないとすら思ってしまう。負のループが起きてしまう。
自分の意見を持つことの大切さ
私は、自分の意見を言うことが少ないことを自覚している。
例えば、外食に行くとして、行きたい場所を聞かれても、自分の食べたいものがわからない。
そのため夫の意見を聞き、そこに合わせることが多い。
ずっと人に合わせ続けていると、自分の意志が損失するようだ。
けれど、前述したように自分の意見がないと、他人の意見に依存することになり、
自分が損をすることになる。
まずは2択から、強いて言えばこっちみたいな感じでもいいから
自分の意志で決めることが重要になってくる。
人と意見が違うことを恐れない
私の場合だが、人に意見を言わない(言えない)理由の一つとして、
人と意見が違って、ぶつかることが怖いことが挙げられる。
冷静に考えたら、意見が違っても話し合えばいいのだが、
変に考えすぎてしまい、相手の意見をまず聞いてしまう。
意見が違っただけで人に嫌われるわけではない。
理解してはいても、人に自分の意見を言うことに慣れていなくて躊躇してしまう。
意見が違うことは悪いことではないことを認識を改める必要がある。
自分の意見を受け入れてもらえるという経験を積むことが重要だと思う。私も、夫と付き合うようになってから以前より夫の前では、自分の思っていることを素直に言えるようになってきた。信頼できるひとに素直になってみることが重要。
まとめ
他者との境界線を引くために重要なことは、
・「私は私。あなたはあなた。」という考えを癖づける。
・自分のしたくないことはしなくてもいい。
・自分の為にもっとわがままに生きてもいい。
・自分の意見を持つことは大事。
・人と意見が違うことを恐れない。
自分の今までの行動や思考を変えることは簡単ではないが、
少しずつ選択をかえて、認知を変えて
自分らしく生きられるようになりたい。
以上、自分と他者との境界線を大事にしたいについての記事でした。