※この投稿は、映画のネタバレを含みます。
この間、夫に誘われて映画「JOKER」を見た。
私はホラーやグロイ系は苦手なのでなんとなく避けていたのだが、
夫に考察系好きなら絶対好きだよ!と推され見ることに。
確かに後半はちょっと過激だったけれど、いろいろ考えさせられた映画だったので
感想を書いていく。
映画のあらすじ
主人公のアーサーは、道化師の仕事をしながら年老いた母親とふたり暮らし。
母親は、今度の市長選挙で、期待している候補者ウェイン氏が、
貧しい自分たちを救ってくれると信じていた。
アーサーは、緊張したり、自分が不利な状況になったりすると無意識に笑ってしまう病を患っていた。
コメディアンになることを夢見ているが、なかなかうまくいかない。
うまくいかないことは重なるようで、同僚に騙され、上司に信じてもらえず解雇され、
電車では、若者に殴られる。
投げやりになったアーサーは、若者たちを撃ち殺してしまう。
そこからアーサーの歯車は狂いだし、追い詰められていく・・・
弱者を虐げるのは本能?
アーサーが住んでいる町は、治安が悪く富裕層が弱者をいじめる場面が描かれる。
まさに弱肉強食のお金版。
お金を持っていることがそんなに偉いのだろうか。
映画を見たところ、アーサーから何かを仕掛けることはない。
一方的に向こうから危害を加えてきている。先にやってきたのは富裕層の方なのだ。
富裕層だからといって、何もしていない人をいじめていい理由にはならない。
しかし、富裕層と貧困層の間に格差があることで貧困層を馬鹿にしてもいい風土が作られてしまっている。
現代でもその風土はなくなっていない。
いじめ・パワハラ・マウントなど
大人でも他者をいじめる人がいるのに、こどもにだけみんな仲良くが適用されるのは永遠の謎だ。
今までの生き物や人類が弱肉強食で生き残ってきたように
お金や地位を持ち権力を悪用する人や、人を下に見ないと生きていけない人は
人間の本能がそうさせるのだろうか。
やさしいアーサーが振り切れた先は、地獄だった
主人公のアーサー自身は、本来は優しい人物なのだろうと感じた。
母親に対する態度や、殴られても抵抗しない姿勢をみて本来は優しく温厚な人なのだと感じた。
しかし、地下鉄で若者を撃ち殺してから、なにかが吹っ切れたかのように、
自分を虐げてきた人達を殺していく。
最初は銃を撃つことにビクビクしていたのに、最後の方は躊躇いすらない。
私は殺された人に正直同情はできない。因果応報だと思う。
優しいアーサーをここまで変えてしまった環境や状況を恐ろしく思うし、
だれか一人でもアーサーに寄り添ってあげられていたら、少しは違う結末だったのかなとも思う。
「JOKER 2」が10月11日より公開!
「JOKER」の続編が10月11日より公開される。
どんな展開になるのか予想がつかなくて、今から楽しみです!
続編も見たらまた感想を書きたいと思います!
以上、映画「JOKER」を見て感じたことについての記事でした!
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