あなたには言われたくない言葉はありますか?
きっと誰もは一つは言われたくない言葉があると思います。
今回は、私が不安障害と診断されてから実際に言われて傷ついた言葉と
実際にどういう言葉や行動をしてほしかったかを、主観になりますが書いていこうと思います。
言われて傷ついた言葉
※見ている人ももしかすると傷つくかもしれません。スルーしても大丈夫です。
・精神疾患は気の持ちよう。
・精神疾患は甘え。
・精神疾患持ちはこどもつくるな。
・「運動したら?」「日光浴びれば治るよ」などその場にそぐわないアドバイス
・みんな辛いんだよ。私の方がつらい。などの不幸自慢
・いつ仕事に復帰するのか。いつ元気になるのか。聞かれること
急性期の私の思考
ここからは、一番症状が重たかった急性期に感じていたことや思考を書いていきます。
急性期は、常に朝から晩まで具合が悪かった。
明日の体調も明日にならなきゃわからないから、人との予定は立てられない。
そもそも人と会う気力がない。着替える気力もない。
ずーっとはずれが多いルーレットをしているような感じ。
休職している時は、一緒に住んでいる夫や職場の人に申し訳なくて、
ちょっと外に出るたびにみんな働いていてすごいと病んでた。
具合が悪いことに対して、罪悪感や劣等感がひどくて、なんでこうなっちゃったんだろう。
いつ動けるようになるんだろうとずっとネガティブなことを永遠と考えて、
考えたくなくても考えちゃって辛くて、薬を飲んでヒーリングミュージックをかけて無理やり寝るような生活でした。
実家に戻ることも考えましたが、私は人がたくさんいればいるほど気を遣うタイプなので、
家で一人でこもっている方が人のことまで考えなくていいのでそこだけは自分にとって正解だったと思います。
病気のこと親に言うか問題
診断を受けたとき、夫と職場には診断名を伝えてどんな状態なのかも話していました。
両親にいうかはずっと迷っていました。
夫はもう一人立ちしているんだし、言うことでストレスがかかるようなら言わなくていいんじゃないと言ってくれた。
たしかにそうだと思いつつ、嘘をついているようで苦しくて
間をとって、妹に相談した。妹は看護師をしていて、病気にも理解があるかもと思ったからだ。
妹にあんまり暗くならないよう、けれど要点を押さえて話すとフラットに受け止めてくれた。
両親にいうかも相談して、結局母親に電話で伝えることにした。
父親は、体育会系の根性論や正論を言ってくるタイプで、今何を言われても父親と話すだけでダメージを食らいそうと思い、きっと母がいいように伝えるだろうと直接は言わなかった。
母に伝えた時は、心配はしてくれたが、そもそも不安障害についていまいちピンときてないようで、とりあえず休職していることと、心療内科に通っていて薬を飲んでることだけ伝えた。
家族に病気について伝えるかどうかは、協力が得られそうなら無理のない範囲で話してもいいと思う。少しでも精神疾患に対して偏見があると、自分が疲弊する確率が高くなるので伝える人は慎重に選ぶ必要があると思った。
話をただ聞いて、見守ってほしかった
私が言われて傷ついた言葉を言った人は、
精神疾患のことをよく知らなかったり、否定的に思うからこそ出た言葉で
そこに悪気はないのだと思う。
けれど悪気なく発した言葉が本人をもっと追い詰めることもある。
これは私の主観になるが、ただあった事実を受け止めて、なにも言わずに見守ってほしかった。
はやくなおってほしいがあまりに心配しすぎてしまったり、未来のことについてどう思っているのか確認したかったりすると思うが、
急性期は、一日生き延びるだけで精一杯だった。
未来のことなんて自分が一番どうなるか知りたかった。明日の体調すらも分からないというのに。
病気を受け入れることは、本人だけでなく周りの人も苦労すると思う。
一番大変なのは本人だからこそ、本人の意思を尊重してあげてほしい。
あとがき
今回は、一番体調が悪かった時期のことを書いたので暗めの内容になってしまいました。
けれど精神疾患を持った人が社会復帰したり、これから生きていくためには周りの協力が必要不可欠です。
精神疾患は心ではなく、脳の病気。
共感や理解はできなくても、わかろうとする気持ちを捨てないでほしい。
本人もなりたくて病気になったわけではありません。
そうならざるを得ない環境や状況がそうさせてしまったのです。
偏見が少しでもなくなればもう少し生きやすくなるのかな。
以上、不安障害の私が一番つらい時にしてほしかったことについての記事でした。
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