ストレス社会な世の中で、
最近では、メンタルヘルスケアに特化したアプリもたくさんリリースされています。
今回はその中でも、人気やユーザー数が多そうなアプリ5つを
実際に試した感想をレビューしたいと思います。
大前提として、メンタルヘルスケアアプリは、記録を積み重ねていって、自分の変化がわかるような仕組みのものが多いかと思うので、まめに記録ができる人が使いやすい傾向にあると思います。
Awarefy(アウェアファイ)
こちらは、5つの中で一番知名度があるアプリではないでしょうか。
よく広告も見られますよね。
このアプリは、自分の心身の状態を記録する他に、
認知行動療法や心理学の知識が豊富に掲載されており、
メンタルヘルスケアの学習も並行してできることが特徴です。
感情のコントロールの仕方や睡眠についてなど、
自分の悩みに合わせた学習コースを選んで無料で学習できます。
コースは、すぐ読んで実践できるものから、1週間~1か月ほど継続していくものもあり、
自分のタイミングにあわせて進めていけます。
記録に関しては、自分が記録した体調や感情を分析するツールがあったり、
AIによるアドバイスを受けられたりと充実しています。
1週間の自分のなかでのテーマも決めれるので、
目標をもって取り組みたい方にもおすすめです。
〈使ってみた感想〉
認知行動療法について、きちんと知識を得られることが嬉しい。
自分が悩んでいることをピンポイントで学べて効率がいいと思った。
最初は、機能が多すぎて、どれから手を出せばいいかわからなかったけど、
体調記録を続けていきながら、気になった学習コースを学んでいくと、
自分の変化にも気づきやすくていいと思った。
ストレス解消方法も、認知行動療法をもとにした方法を提案してくれるので
安心して取り組める。
Upmind(アップマインド)
こちらのアプリも、広告などでよく見るかと思います。
このアプリは、東京大学と共同研究し、
科学的な検証をもとに開発されたアプリで、
自律神経のバランスをとることに特化したアプリです。
このアプリの最大の特徴が、
スマホのカメラに30秒、指を押し当てるだけで自律神経のバランスを解析してくれます。
そして、解析の結果、改善に適した行動を教えてくれます。
マインドフルネス(瞑想)にも特化していて、
基本のマインドフルネスのやり方や、
時間帯やシーンごとにおすすめなマインドフルネスも種類がたくさんあります。
自律神経について学べる記事も豊富です。
眠れない人のためのヒーリングミュージックも機能もあります。
デメリットをあげるとすると、
無料で使える機能に制限があることです。
月額1,650円のプランに入ると、すべての機能が使えるようになり、
記録が週単位から月・年単位で見ることができたり、
ヒーリングミュージックの種類が増えたりします。
しかし、無料プランでも、十分にアプリを使えると思います。
自律神経を整えたい人やリラックスしたい人におすすめです!
〈使ってみた感想〉
指をあてるだけで自律神経のバランスを解析できるのが面白い。
しかし、最初はうまくカメラを押さえられず、失敗することがあったので、
少しコツがいるかも。
マインドフルネスも、ナレーターの人が説明してくれるので
やり方に困ることなく、スムーズにできた。
マインドフルネスを習慣化したいひとや、睡眠のお悩みがある人にもおすすめ。
muute(ミュート)
こちらのアプリは、自分の思考と感情を記録していく、
日記形式のジャーナリングアプリです。
日々の自分の思考や感情を記録していくと、
1週間や1か月ごとにAIが分析してくれて、
レポートをあげてくれます。
レポートには、その期間の自分の感情の推移や、
どんなことについて考えていたのかがまとめられています。
自己分析をしたい人や、考えを整理したい人におすすめです。
アナログの日記が苦手な人でも、
スマホでパパっと書けるので、日記を始めたい人にもおすすめです。
あとは、アプリのデザインが淡い色調で可愛らしく、
着せ替え機能もあるので、自分の好きな色にカスタマイズできます。
〈使ってみた感想〉
アプリのデザインが大人可愛い!
感情を選ぶときも、色で区別されるので、レポートを見たときに理解がしやすい。
スマホのヘルスケアと連携すると、月経周期や歩数なども連動できるので
女性の方はPMS対策にも役立つと思います。
1週間・1か月単位での自分の感情の動きがわかると、
次の週はゆっくり過ごそうと考えたり、毎月生理前は気分が落ち込みがちなど傾向がわかるので、
予定を立てやすくなったり、自己分析がしやすくなったりします。
Peaceful(ピースフル)
こちらのアプリは、認知行動療法を用いたジャーナリングアプリです。
機能もデザインもとてもシンプルなので、
誰でも使いやすいアプリだと思います。
このアプリの最大の特徴は、自分が書いた思考や感情を
AIが分析して、より詳しく補足してくれたり、
別の視点の考えを提示してくれます。
例えば、「今日は、やる気がなくて何もできなかった」と書いたとすると、
AIが別の視点として、「身体をゆっくり休めることができてよかった」などと、
別視点での回答をくれることで、
ネガティブな気持ちも、ポジティブに捉えなおすことができます。
そして、記録を自動でまとめてくれるので、
1週間や1か月の感情の移り変わりがわかりやすくなります。
また、「言い聞かせ機能」があって、
自分の気を付けたい思考や、好きな言葉などを設定すると、
決めた時間に通知することができ、いつでも大事な言葉を思い出せます。
〈使ってみた感想〉
5つの中で一番機能がシンプルで操作しやすい。
AIが自分の記録に対して、別視点の言葉をかけてくれる機能が新鮮で、
こんな考え方もあるのかと、自分の中のキャパが広がる感じがする。
言い聞かせ機能も、意識しないとつい忘れてしまうことを、
その都度思い出させてくれるので、思考の習慣化におすすめ。
特にイライラしているときや、落ち込んでいる時に使うと、気持ちが一旦冷静になれておすすめ。
マインドカフェ
このアプリは、臨床心理士や公認心理師など
資格をもった人たちのカウンセリングが有料で受けられます。
カウンセリングは、ビデオ通話とテキストタイプの2種類あって、
専門家のかたによって、料金も異なります。
また、匿名でお悩み相談をすると、同じユーザーの方から
いいねやコメントがきたり、
専門家の方からコメントがくることもあります。
また、最初に100問に及ぶ心理テストをすると、
自分の性格や思考の傾向を知ることができます。
また、「まいんどふせん」では、3日に一回、
自分の過去や考えを整理したり、知ったりすることができる質問を出され、
自己分析に役立ちます。
「コミュニティ」では、自分の悩みや今思っていることをSNSのように発信することができ
ユーザーとの交流もできます。
誰かに悩みを聞いてほしい、同じ悩みの人の意見を聞きたい人におすすめです。
〈使ってみた感想〉
専門家に相談できる窓口があるというだけでも、気持ちが楽になる。
コミュニティは、SNSと似ていて、いろんな人が悩みを打ち明けたり、感情をそのまま書いているので、
体調が優れない時にみると疲れてしまう。
また、自分のお悩みに対して、否定的なコメントをしてくる人もいるので注意が必要。
まいんどふせんは、普段生活していてあまりしっかり考えなかったことを聞かれるので
新しい自分を発見できて面白い。
まとめ
それぞれのアプリでおすすめな点をまとめると、
Awerefy→認知行動療法の知識を身に付けたい方へ
Upmind→自律神経のバランスを整えたい方へ
muute→自分の気持ちを整理したい方へ
Peaceful→別視点からの考えを知りたい方へ
マインドカフェ→専門家に相談したり、同じ悩みの仲間を見つけたい方へ
となります。
個人的に使ってみた感想としては、muuteとPeacefulが
機能もシンプルで使いやすかったです。
あなたにあったアプリで、メンタルヘルスケアしていきましょう!
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